「リースバックの買取相場は?」
「リースバック後の家賃相場は?」
これからリースバックを利用を検討している方は、上記の疑問を抱えてる方は多いと思います。
リースバック業者によって、「買取価格」や「家賃」は異なりますが、目安になる相場があります。
今回は「リースバックの買取価格の相場」や「リースバックの家賃の相場」について解説していきます。
リースバックの買取価格・家賃の相場を知りたい方は、参考にしてください。
リースバックの買取価格の相場は?
リースバックの買取価格は業者によって異なるので決まりはありません。
しかし以下のように地域や築年数によって、多少変動します。
それぞれの買取価格の相場に関して解説していきます。
一般的な買取相場
リースバックにおける買取価格の相場は以下の計算式にて算出されます。
リースバック買取価格=市場相場×70%~80%
例)市場相場が3000万円の場合
3000万円×75%=2250万円
上記がリースバックにおける買取相場の計算式になります。
リースバックの買取相場は、市場相場の70%~80%なので、市場相場より少し安くなる傾向になります。
一般の売買は時間をかけて買主を探しますが、リースバックは短期で売却するので安くなってしまうのが原因になります。
また、買取価格はリースバック業者によっても異なるので、物件の売却価格の相場を把握しておくことで業者選びの際に判断材料にすることができます。
地域によって変動する
リースバックの買取価格の相場は地域によっても変動します。
都心に近く、需要の高い地域だと買取価格も高くなりますが、田舎などの需要がない地域では買取価格も下がってしまいます。
このことは一般的な不動産売買でも同じ原理で、地域の需要によって不動産の価値が決まります。
なので、地域によって買取価格の相場は変動することもあるので注意するようにしてください。
築年数によって変動する
築年数によっても買取価格の相場は変動します。
一般的に築浅の物件のほうが買取価格は高くなり、築年数が古い物件は買取価格が低くなります。
リースバック業者はすぐに再販できないため、買取後の価値の下落リスクを考慮して、買取価格を決定します。
築浅物件は、築古物件に比べると下落率が高いので、下落を見越した買取価格になりますが、築古物件は下落率が低いのでリースバックの買取では有利です。
このように築年数によっても買取価格の相場が変動するので頭に入れておきましょう。
リースバックの家賃の相場は?
リースバック後の家賃相場は、買取価格や期待利回りによって異なります。
リースバックの一般的な家賃相場の計算式は以下の通りです。
家賃(毎月) = 売却価格 × 期待利回り(6~8%)÷ 12ヵ月
以下の買取価格の場合の家賃のシュミレーションを紹介していきます。
- 買取額1500万円の場合
- 買取額3500万円の場合
- 買取額4500万円の場合
買取額1500万円の場合
売却価格 (1500万円)× 期待利回り(7%)÷ 12ヵ月=(毎月の家賃)約87,500円
期待利回りは7%で計算しております。
このように売却価格によって、毎月の家賃が変わるので上記のケースであれば、そこまで周辺の家賃相場と差はないことが考えられます。
買取額3500万円の場合
売却価格 (3500万円)× 期待利回り(8%)÷ 12ヵ月=(毎月の家賃)約233,000円
期待利回りは8%で計算しております。
売却価格 が(3500万円)と高額なので、毎月の家賃も高くなってきます。
築浅の物件なので、買取金額が高くなりますが、家賃は周辺相場より少し高くなるケースが多いです。
なので買取金額が高ければ良いという問題ではなく、その後の家賃相場も考えなくてはなりません。
買取額4500万円の場合
売却価格 (4500万円)× 期待利回り(7%)÷ 12ヵ月=(毎月の家賃)約262,500円
期待利回りは7%で計算しております。
こちらも買取金額が高いので、家賃が高くなっております。
このようにリースバックの家賃相場は、買取価格によって大きく影響するので、買取価格は必要な資金を調達でき、尚且つ家賃を抑えれる金額のバランスが大切になってきます。
リースバック後の家賃の支払いも考慮して、買取価格についてはリースバック業者に相談するようにしてください。
リースバックのメリット
リースバックのメリットは以下になります。
引越ししなくて済む
短期間でまとまった資金を得れる
売却したこと周囲から分からない
各メリットについて紹介していきます。
引越ししなくて済む
リースバックは、売却後も同じ家に住み続けることができて、引っ越ししなくていいのがメリットの一つです。
引っ越しとなると、新しい転居先を探したり、引っ越し費用がかかりますが、リースバックを利用すると費用や労力も省くことができます。
またお子さんがいる場合は、転園・転校する必要もないので、お子さんに負担がかからないのもメリットといえます。
このようにリースバックは、同じ家に住み続けることができ、引っ越しする必要がないので様々なメリットがあります。
短期間でまとまった資金を得れる
リースバックは短期間で物件を売却することができるので、短期間でまとまった資金を調達することができます。
一般的な売買になると、買主が現れなかったら半年以上、売却できないこともあります。
一方リースバックは、最短で3日ほどあれば売却することができるので、すぐにまとまった資金を調達したい時に最適な手段です。
リースバック会社によっては、最短即時で査定額を提示してくれる会社もあるので、スムーズに売却することができます。
このようにリースバックは、短期間でまとまった資金を得ることができるのが最大のメリットになります。
売却したこと周囲から分からない
リースバックは売却後も住み続けることができるので、周囲の人たちに売却したことがばれません。
身内や近所の人に売却を知られたくないという人は多いと思います。
リースバックは、不動産会社や不動産投資家に直接売却するので、売却の実態が公開されないので周囲にばれることがありません。
また、売却後も同じ家に住み続けるので、自分から言わない限りは売却したことは気づかれることもないです。
なのでリースバックは、周囲に事情を知られずに住み続けることが可能になります。
リースバック契約後の家賃を抑えるには?
リースバック契約後の家賃を抑える方法は以下になります。
それぞれの方法を紹介していきます。
買取価格を下げる
リースバックの家賃は、買取価格によって算出されます。
買取価格が高くなると家賃も高くなり、買取金額が低いと賃料も低くなります。
なので必要な資金だけするようにして、買取金額を抑えることで家賃が安くなります。
またリースバックでは最終的に物件を買戻しする制度があり、買戻し価格は「買取価格+10~20%増し」になるので、買取価格を抑えておくと、買戻し金額も安くなります。
このように最終的に買戻すことができるので、買取金額を下げるリスクを軽減することができます。
家賃を抑えたいのであれば、買取価格を下げれるか業者の担当者に交渉するようにしてください。
一括査定を利用して条件を比較する
リースバックは業者によって、条件が異なるので、家賃を抑えられる条件の業者を選ぶことも大切です。
業者によっては、戸建てやマンションなど得意分野が違うので、複数社で見積をして比較するようにしてください。
家賃を抑えれるプランを提案してくれる業者もあるので、1社だけで決めないようにしましょう。
担当者が柔軟に対応してくれる業者が、家賃を下げてもらえる可能性が高いので担当者ベースで業者を選ぶことも視野に入れておくようにしてください。
リースバックを利用する前に複数社の条件を比較して、賃料を抑えられる業者を選ぶようにしてください。
定期借家契約のリースバック会社を選ぶ
リースバックの賃貸契約には「普通借家契約」「定期借家契約」があり、定期借家契約の方が期待利回りが低い傾向があるので家賃が少し安くなります。
「定期借家契約」は住める期間が2年~5年など制限されてる契約ですが、期間内に買戻しすることもできます。
なので、買戻すこと前提であれば、「定期借家契約」の契約をすることで家賃を抑えることが可能です。
しかし、買戻しを考えていなく長く住みたい場合は、「定期借家契約」だと住める期間が制限されるので、「普通借家契約」の契約をするようにしてください。
このことにより、買戻しを行うのであれば、賃貸時は「定期借家契約」の契約で賃料を抑えることができます。
まとめ
今回は「リースバックの買取相場・家賃相場」について紹介してきました。
一般的なリースバックの買取相場・家賃相場の計算式は以下です。
リースバック買取価格=市場相場×70%~80%
家賃(毎月) = 売却価格 × 期待利回り(6~8%)÷ 12ヵ月
上記の計算式でおおよそ相場額を算出することが可能になります。
しかし、リースバック業者によっては条件が異なるので、複数社で見積を行ない自分に合った条件の業者を選ぶことが大切になります。
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一括査定を行う事で、買取価格や家賃などの条件を判断でき、実績豊富な専門スタッフと直接やり取りすることができるので、無駄な労力をかけることなく短期間でリースバック契約を行なうことができます。
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